000:はじめに

裸玉より簡単な駒落ち

当ブログでは「裸玉よりも簡単な駒落ち」を題材とする、入門者向けの将棋講座を行います。
「裸玉より簡単な駒落ち」とは一体何なのか。
これです。

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名付けて「馬龍将棋」
筆者オリジナルの駒落ち、と言うより指導対局を行うためのハンディキャップ付き手合いです。
裸玉を勝ち切ることも難しい初心者にも対応するために、考案しました。

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普通、将棋でもっとも大きなハンデと言えば「19枚落ち」、いわゆる「裸玉」です。
しかし裸玉の上手を持った経験が多い人ならば、裸玉上手が初心者を相手にして勝つのは、珍しいことではないと知っているものと思います。
裸玉の勝敗は、上手の実力よりも、下手の実力がある一定のレベルに達しているか否かのほうが大きく影響します。
ひとくちに「初心者」と言っても、その棋力は「初心者」のカテゴリー内で大きく幅があり、「駒の動きを知っているだけ」のような、本当の意味での初心者にとっては、たかが裸玉といえども高すぎるハードルなのです。
この講座を通して、入門から裸玉卒業にいたるまでの難易度ギャップを埋める手助けができれば幸いです。

なお当講座は、将棋のルール・棋譜の読み方・基本的な将棋用語を理解している前提で作成しています。
ルールから学びたい方は、何らかの入門書などを参照してください。

使用ソフト

棋譜、局面図の作成に下記のソフトを使用しています。

Kifu for Windows http://homepage2.nifty.com/kakinoki_y/
局面図作成 http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html