理論

六枚落ち理論 目次案

思想編 戦術 「接近戦」金銀の戦闘力の高さ 攻めの力を鍛える 「手厚い攻め」 「鋭い攻め」 六枚落ちでは鋭さは限定的、手厚さ重視 戦略 長期戦 2つの囲い「本陣」と「厚み」 両方を崩す・順序は任意 本陣から崩す 超急戦 本陣から崩す 急戦 厚みから崩す 持…

六枚落ち理論 草案

十枚落ち = 最初から寄せ八枚落ち = 金の守りをはがしてから寄せ六枚落ち = 金銀の守りを「2回」突破してから寄せ 六枚落ちの上手陣には、囲いが「2つ」存在する。・「本陣」・「厚み」(「本陣」「厚み」は、筆者による便宜上の命名である) 「本陣」= …

理論 駒落ち将棋を利用した棋力の絶対評価

棋力(将棋の強さ)は基本的に相対評価である。例を挙げると、将棋道場や奨励会の段・級は「○段・級の相手と対局して○勝○敗だから○段・級」などの規則で定められ、オンライン道場の将棋倶楽部24ではレーティング制によって段・級が設定される、といった具合…

『解釈』 思考の基本構造

思考は目に見えない。他人の思考は言うまでもなく、自分自身の思考についてすら、自分で自分が何を考えているのかよく分からなくなることは珍しくない。将棋は思考を戦わせるゲームなので、思考を理解することは、すなわち将棋を理解することに繋がる。 人間…

理論 『答』ではなく『考え方』を学ぶ

ひとつ、たとえ話をしよう。 ある日の学校で、教師から数日後に小テストを実施すると予告された。テストは漢字テストと計算テストの2種で10問ずつ、「教科書の○頁~×頁」と出題範囲も通知されている。あなたは生徒であり、この小テストになんとしても合格し…

『棋理』とは何か

『棋理』という言葉がある。漢字から意味を解読すれば、 「棋」=「将棋」「理」=「原理・法則」 すなわち「将棋の原理・法則」を意味する熟語だとわかる。とはいえこれだけの説明で理解しろというのは流石に無理があるので、別の物に例えることで説明して…

十枚落ち 上手の粘り

前回の記事で、入門書『中原の将棋を始める人のために』に載っている棋譜に対して「上手が最善の粘りをしていない」と書いた。解説の誤りを指摘するための論拠として用いながら「最善の粘り」を示さないのは不誠実なので、今回は十枚落ちにおける「上手の粘…

「駒落ち定跡」の説明には注意が必要

今回は少し視点を変えて記事を書いてみたい。 このブログでは、いわゆる「駒落ち定跡」を使わずに、駒落ちを解説することを目標としている。「駒落ち定跡」は、初心者が学びの題材とするぶんには大変有益であるが、教える側が「駒落ち定跡」に頼りきりになる…

十枚落ち 再考

十枚落ちの棋譜を複数見ていくうちに、いろいろと新たな発見があった。文章化し、まとめておく。