意外と難しい六枚落ち

考えれば考えるほど、つくづく駒落ちは難しいと感じる。ふと思い立って激指相手に六枚落ちを指してみたら、さっそく2連敗してしまった。これは反省しなければならない。

一時中断 目次風まとめ

講座の続きがなかなか書けない。忙しくて時間が取れないのに加えて、このところ自分の中で将棋に対する考え方もかなり変化していて、これまで考えていた講座の方針に確信が持てなくなっている。このまま続きを書くのは難しそうだ。ひとまず当初予定していた…

012:飛車角将棋

飛車角将棋 これまでの講座では、馬・龍の2枚の大駒を最大限に活かせば上手玉を寄せ切れるということを説明してきました。しかし将棋では本来、駒は成っていない状態から始まります。「馬」「龍」をそれぞれ「角」「飛車」に戻した「飛車角将棋」に挑戦しま…

011:馬龍将棋の裏ワザ

馬龍将棋では上手の駒が1枚しか存在しません。同じ状況が平手の将棋で発生することは、まずありえないと言って良いでしょう。この特殊な状況を下手が「悪用」すると、裏ワザのような勝ち方ができてしまいます。 手合割:その他 上手の持駒:なし 9 8 7 …

010:「体当たり」不使用による失敗

「体当たり」を知らない場合 「体当たり」はそれなりに高度な技術です。もし「体当たり」を知らずに2枚馬龍将棋に挑むとどうなるでしょうか。 手合割:その他 上手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1+---------------------------+| ・ ・ ・ ・ ・ …

009:「体当たり」の練習方法

「体当たり」は、人によって難易度の感じ方に差があるようです。教わってすぐできるようになる人がいる一方で、理解するのに時間がかかる人もいます。今回は「体当たり」の練習方法を紹介します。 1図で「体当たり」ができるマス目を探しましょう。「おはじ…

008:2枚馬龍将棋の実戦

2枚馬龍将棋の実戦を見ていきます。 「攻め駒を玉に近づける」 「全ての駒を使う」 「玉を端へ追い詰める」 「龍でバリアを張る」 「体当たりで押し込む」 5つの方針を守って指し進めましょう。 手合割:その他 上手の持駒:なし9 8 7 6 5 4 3 2 …

007:2枚馬龍将棋 体当たり

2枚馬龍将棋 5つの方針 3枚馬龍将棋を安定して勝ち切れるようになったら、攻め駒をもう1枚減らしましょう。2枚馬龍将棋です。攻め駒は馬と龍が1枚ずつのみとなります。これは玉を詰ますことができる最小限ギリギリの戦力です。攻め駒が4枚→3枚に減っ…

006:馬龍将棋 必勝法

これまで大駒4枚、3枚を使う馬龍将棋を解説してきました。しかし実は「バリア」の考え方を「悪用」することで、ものすごく簡単な必勝法ができてしまうのです。 手合割:その他 上手の持駒:なし9 8 7 6 5 4 3 2 1+---------------------------+| …

005:バリアを活かす指し方

3枚馬龍将棋 実戦 3枚馬龍将棋の実戦を解説します。 「攻め駒を玉に近づける」 「全ての駒を使う」 「玉を端へ追い詰める」 「龍でバリアを張る」 この4つの方針に沿って指し進めていきます。追加項目の「龍でバリアを張る」を意識しながら指しましょう。…

004:3枚馬龍将棋 利きのバリア

3枚馬龍将棋 4つの方針 「寄せる」という感覚をある程度理解したら、駒を1枚減らしてみましょう。3枚馬龍将棋です。馬が1枚減った分だけ玉を捕まえるのが難しくなり、より精度の高い攻めが求められます。そこで「方針」を1つ増やしてみましょう。 ・「…

003:利きで制圧する

本当にうまくいく? 前回の棋譜では「3つの方針」に従って指し手を決めていけば、上手玉を詰ますことができると説明しました。しかし、そう簡単に勝てるのかと、疑問に感じた人もいるでしょう。上手は下手の狙いを看破したうえで玉を逃がそうとします。下手…

002:馬龍将棋の指し方 3つの方針

3つの方針 馬龍将棋を攻略するのに必要なコツは、つぎの「3つの方針」で表現することができます。 「攻め駒を玉に近づける」 「すべての駒を使う」 「玉を端へ追い詰める」 この3つの方針に沿って指し手を決めていけば、上手玉を詰まして勝つことができる…

001:馬龍将棋のルール

馬龍将棋のルール 下手は8八馬・8九馬・2八龍・2九龍の4枚、上手は5四玉の1枚を初期配置する。 上手が初手を指す。 上手の玉を取る、または詰ませば下手の勝ち。 下手の駒をどれか1枚でも「タダで」取れば、上手の勝ち。 それ以外は本将棋のルールと…

000:はじめに

裸玉より簡単な駒落ち 当ブログでは「裸玉よりも簡単な駒落ち」を題材とする、入門者向けの将棋講座を行います。「裸玉より簡単な駒落ち」とは一体何なのか。これです。 名付けて「馬龍将棋」。筆者オリジナルの駒落ち、と言うより指導対局を行うためのハン…