意外と難しい六枚落ち2
引き続き、激指を相手に六枚落ち。
今回も3局。
手合割:六枚落ち
下手:私
上手:激指<全戦型> 七段+
△4二玉 ▲7六歩 △7二金 ▲6八銀 △3二玉 ▲5六歩
△8四歩 ▲7八金 △2二玉 ▲6九玉 △8二銀 ▲4八銀
△8三銀 ▲5八金 △3二金 ▲6六歩 △2一玉 ▲6七金右
△7四銀 ▲7七銀 △2二銀 ▲7九角 △6四歩(1図)
▲2六歩
△9四歩 ▲2五歩 △9五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 角
△2三歩 ▲6八角 △8五歩 ▲7九玉 △6五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲8八玉 △6五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲3六歩 △6五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲3七銀 △6五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲1六歩 △6五歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲6六歩 △5四銀 ▲1五歩 △6五歩 ▲同 歩
△1二玉 ▲6六銀 △8三金 ▲5五歩 △6三銀 ▲2六銀
△8四金 ▲2五銀(2図)
△8六歩 ▲同 歩 △2一玉 ▲1四歩
△同 歩 ▲同 銀 △3一玉 ▲1三銀成 △同 銀 ▲同香成
△2四歩 ▲同 飛 △7四銀 ▲2三成香 △2二歩 ▲3二成香
△同 玉 ▲1四飛 △6九銀 ▲1二飛成 △9六歩 ▲同 歩
△7八銀成 ▲同 玉
まで98手で下手の勝ち
4局目。
飛車先交換を後回しにしてみる。
上手が手待ちを続けたので、下手は攻防ともに理想的な態勢を築くことができた。
あとは難しい局面もなく端を破って勝利。
投了図からは▲5二金など挟撃の手筋さえ見えていれば必勝である。
手合割:六枚落ち
下手:私
上手:激指<全戦型> 七段+
△3二金 ▲7六歩 △7二金 ▲2六歩 △5二玉 ▲2五歩
△2二銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △7四歩 ▲同 飛
△2三銀 ▲2四歩 △3四銀 ▲7五飛 △6四歩 ▲3八金
△6二玉 ▲7八金 △8二銀 ▲5八玉 △7三銀 ▲1五飛
△2二金 ▲4八銀 △2三歩 ▲同歩成 △同 金 ▲1六飛
△7一玉 ▲2六飛(3図)
△2四歩 ▲9六歩 △8一玉 ▲9五歩
△8二銀 ▲7五歩 △8四歩 ▲6八銀 △1四歩 ▲7四歩
△6三金 ▲7六飛 △7二玉 ▲7七銀 △8三銀(4図)
▲8六銀
△7四銀 ▲7五銀 △同 銀 ▲同 飛 △7四歩 ▲7六飛
△6二玉 ▲9六飛 △7五歩 ▲9四歩 △8五銀 ▲2六飛
△9四歩 ▲9三歩 △2五歩 ▲2八飛 △5二玉 ▲9二歩成
△4二玉 ▲9三と △7六銀 ▲9四と △7三金 ▲9三歩
△8五歩 ▲7七歩 △6五銀 ▲9二歩成 △5四銀 ▲9三と引
△6五歩 ▲8三と寄 △6四金 ▲8四と寄 △8六歩 ▲同 歩
△3二玉 ▲7三と寄 △6六歩 ▲同 歩 △6五歩 ▲7四と寄
△5五金 ▲7五と △6六歩(5図)
▲6八歩 △2六歩 ▲同 飛
△3五銀 ▲2八飛 △2六歩 ▲7四と引 △3四金 ▲6四と寄
△1五歩 ▲5四と △同 歩 ▲6四と △2三玉 ▲5三と
△2五金 ▲4三と △3四玉 ▲5三と △4四玉 ▲6四銀
△6五金 ▲6三銀成 △3四玉 ▲5四と △2四玉 ▲8五歩
△8六歩 ▲9七角 △7五金 ▲5五と △8五金 ▲4五と
△9六歩 ▲7九角 △9七歩成 ▲同 角 △9六金 ▲3五と
△同 金 ▲7九角 △8七歩成 ▲9六香 △7八と ▲9七角
△6八と ▲同 玉 △6七金 ▲7九玉 △8七歩 ▲4二角成
△7八歩 ▲6九玉 △7九歩成 ▲同 玉
まで148手で下手の勝ち
5局目
もう一度横歩を取ってみる。
歩得を果たしつつ、今回は無事に飛車を2六に戻すことができた。
しかし歩を取り返される。
これはいただけない。
金銀が前に出ていない駒組みなので、どうにも攻め手にかける。
突破するだけなら端からと金を作ってやれば良いが、小ビンに拠点を作られて嫌な感じである。
そして攻めあぐねるうちに6図。
ホントどうしてこうなった。
手合い相応の初心者が下手を持つ場合、このような局面になってはまず勝てないとしたものだ。
投了図は次に▲2二銀ぐらいで下手勝ち。
しかしその前の△7九歩成に代えて△8八歩成とされた場合、初心者にとっては大変な局面だと思う。
手合割:六枚落ち
下手:私
上手:激指<全戦型> 七段+
△3二金 ▲7六歩 △7二金 ▲5六歩 △6二玉 ▲5五歩
△4四歩 ▲5八飛 △4三金 ▲6八銀 △3四歩 ▲5七銀
△2四歩 ▲5六銀 △3二銀 ▲6五銀 △8二銀 ▲4八玉
△3三銀 ▲3八玉 △3五歩 ▲2八玉 △2五歩 ▲3八銀
△7一玉 ▲1六歩 △6二金 ▲9六歩(7図)
△6四歩 ▲同 銀
△8一玉 ▲9七角 △4五歩 ▲7五銀 △1四歩 ▲6六銀
△4四銀 ▲6五銀 △6三金 ▲5四歩 △同 歩 ▲3一角成
△5三金左 ▲7五歩 △6四歩 ▲7六銀 △6二金 ▲9五歩
△6三金寄 ▲9七香 △7二玉 ▲9八飛 △3六歩 ▲同 歩
△2六歩 ▲同 歩 △5五銀 ▲5八金左 △4六歩 ▲同 歩
△同 銀 ▲4七歩 △5五銀 ▲9四歩 △同 歩 ▲同 香
△1五歩 ▲同 歩 △3五歩 ▲同 歩 △4四銀 ▲9二香成
△1八歩 ▲同 香 △3五銀 ▲9四歩 △2六銀 ▲2七歩
△3七歩 ▲2六歩 △3八歩成 ▲同 玉 △7一銀 ▲9三歩成
△6一金 ▲9四と △6二玉 ▲8三と △5二玉 ▲3二馬
△5一金 ▲9三飛成 △6二銀 ▲8二成香 △4二金 ▲2三馬
△3二銀 ▲3四馬 △4三銀 ▲2四馬 △2三歩 ▲同 馬
△3二銀 ▲3四馬 △4三金 ▲2五馬(8図)
△4二玉 ▲7二成香
△5一銀 ▲7三と △5三金右 ▲6二と
まで112手で下手の勝ち
6局目。
今回は中飛車。
早めに▲6五銀と出て、上手の駒組みを制限する作戦。
終盤は少々及び腰すぎるようだが、紛れの芽を摘むためにはこれぐらい慎重な方が良い。
もっとも「安全勝ち」もそれはそれで一つの技術ではある。
こうした局面で「焦らなくても逆転される心配は無い」と確信できるようなら、六枚落ちは卒業してもいいだろう。