十枚落ち検討 3連戦3局目
勝つための方針
(1)『攻め駒を玉に近づける』
(2)『2対1で攻める』
(3)『玉を端に追い詰める』負けないための方針
(4)『歩がぶつかったら取る』
(5)『金銀で守る』
開始日時:2017/05/21 15:01:25
手合割:十枚落ち
下手:下手
上手:上手△4二玉 ▲7六歩 △5四歩 ▲6六角 △6四歩 ▲9三角成
△4四歩 ▲7一馬 △4三玉 ▲2六歩 △1四歩 ▲2五歩
△3四玉 ▲2四歩 △同 歩 ▲2六飛 △1五歩 ▲3六飛
△4三玉 ▲6一馬 △4二玉 ▲4六飛 △5三玉 ▲7一馬(1図)
△4三玉 ▲4四飛 △3二玉 ▲5三馬 △4一歩 ▲4三飛成
△2三玉 ▲4一龍(2図)
△2五歩 ▲4三馬 △2四玉 ▲3二龍
△3五玉(3図)
▲3六歩 △同 玉 ▲3三龍 △4七玉 ▲4八銀
△4六玉 ▲4四龍 △4五歩 ▲4七銀 △同 玉 ▲6八銀
△3六玉 ▲3四馬 △2八銀 ▲3五馬 △2七玉 ▲4五龍
△1九銀成 ▲3六龍 △1八玉 ▲3八龍 △2八香 ▲1六歩
△2九成銀 ▲1七馬 △同 玉 ▲2九龍 △同香成 ▲3八金
△2六歩 ▲5八金 △2七歩成 ▲同 金 △同 玉 ▲4七金
△3九飛 ▲4九銀 △3八金 ▲3七金 △同 玉 ▲7七銀
△4九飛成 ▲6八玉 △6九金 ▲7八玉 △7九金 ▲8八玉
△8九金 ▲9八玉 △9九金 ▲8八玉 △8九龍
まで89手で上手の勝ち
上手が△3四玉と構えている場合、▲2四歩の飛車先交換は△同歩と取られて失敗する。
2四の利きが2対2となっているためだ。
この形は筆者が上手を持つときの常套手段である。
▲4一龍と龍で歩を取った局面。
この手は(1)に反しており、4一歩も上手玉を攻めるうえで障害になるような駒ではなかった。
つまり疑問手だ。
このあと玉から離れてしまった龍を再度玉に近づけなおすために▲3二龍という手を指しているので、▲4一龍と合わせて2手の遅れが生じたことになる。
正着は▲4四馬(A図)で、この手は(1)、(2)を満たしている。
これなら以下▲3三龍~▲3四馬とスムーズに攻めて、順当に勝ち切っていた可能性が高い。
攻めが遅れたために、上手に△2四玉~△3五玉の脱走を許してしまった。
こうなるともう下手は勝てない。
3図以下の展開については、あれこれと語るべきではないだろう。
将棋の怖さである。
ややこしい話だが、もし下手を持っているのが初心者でなく上級者だったなら、3図からでも容易く勝つことができる。
しかし初心者はほぼ確実に負けてしまうのである。
この差がなぜ生じるのか、その理由を正確に説明するのは大変に難しく、もっと多くの言葉を費やす必要があるだろう。
▲7六歩 (1)○
▲6六角 (1)○
▲9三角成 (1)○
▲7一馬 (1)○
▲2六歩 (1)○
▲2五歩 (1)○
▲2四歩 (2)×
▲2六飛 (1)○
▲3六飛 (1)○
▲6一馬 (1)○
▲4六飛 (1)○
▲7一馬 (1)△ (2)○
▲4四飛 (1)○ (2)○
▲5三馬 (1)○ (2)○
▲4三飛成 (1)○ (2)○
▲4一龍 (1)×
▲4三馬 (1)○ (2)○
▲3二龍 (1)○ (2)○
▲3六歩 (2)× (3)×
▲3三龍 (1)○
▲4八銀 (1)○ (2)○ (5)○
▲4四龍 (1)○ (3)△
▲4七銀 (2)× (5)×
▲6八銀 (1)× (2)× (5)○
▲3四馬 (1)○ (2)○ (3)△
▲3五馬 (1)○ (2)○ (3)×
▲4五龍 (1)○
▲3六龍 (1)○ (2)○ (3)×
▲3八龍 (1)○ (3)○
▲1六歩 (1)×
▲1七馬 (2)×
▲2九龍 (1)× (2)×
▲3八金 (1)○
▲5八金 (1)○
▲同 金 (2)× (5)○
▲4七金 (1)○
▲4九銀 (5)○
▲3七金 (2)×
▲7七銀 (5)×
▲6八玉
▲7八玉
▲8八玉
▲9八玉
▲8八玉