2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

012:飛車角将棋

飛車角将棋 これまでの講座では、馬・龍の2枚の大駒を最大限に活かせば上手玉を寄せ切れるということを説明してきました。しかし将棋では本来、駒は成っていない状態から始まります。「馬」「龍」をそれぞれ「角」「飛車」に戻した「飛車角将棋」に挑戦しま…

011:馬龍将棋の裏ワザ

馬龍将棋では上手の駒が1枚しか存在しません。同じ状況が平手の将棋で発生することは、まずありえないと言って良いでしょう。この特殊な状況を下手が「悪用」すると、裏ワザのような勝ち方ができてしまいます。 手合割:その他 上手の持駒:なし 9 8 7 …

010:「体当たり」不使用による失敗

「体当たり」を知らない場合 「体当たり」はそれなりに高度な技術です。もし「体当たり」を知らずに2枚馬龍将棋に挑むとどうなるでしょうか。 手合割:その他 上手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1+---------------------------+| ・ ・ ・ ・ ・ …

009:「体当たり」の練習方法

「体当たり」は、人によって難易度の感じ方に差があるようです。教わってすぐできるようになる人がいる一方で、理解するのに時間がかかる人もいます。今回は「体当たり」の練習方法を紹介します。 1図で「体当たり」ができるマス目を探しましょう。「おはじ…

008:2枚馬龍将棋の実戦

2枚馬龍将棋の実戦を見ていきます。 「攻め駒を玉に近づける」 「全ての駒を使う」 「玉を端へ追い詰める」 「龍でバリアを張る」 「体当たりで押し込む」 5つの方針を守って指し進めましょう。 手合割:その他 上手の持駒:なし9 8 7 6 5 4 3 2 …

007:2枚馬龍将棋 体当たり

2枚馬龍将棋 5つの方針 3枚馬龍将棋を安定して勝ち切れるようになったら、攻め駒をもう1枚減らしましょう。2枚馬龍将棋です。攻め駒は馬と龍が1枚ずつのみとなります。これは玉を詰ますことができる最小限ギリギリの戦力です。攻め駒が4枚→3枚に減っ…

006:馬龍将棋 必勝法

これまで大駒4枚、3枚を使う馬龍将棋を解説してきました。しかし実は「バリア」の考え方を「悪用」することで、ものすごく簡単な必勝法ができてしまうのです。 手合割:その他 上手の持駒:なし9 8 7 6 5 4 3 2 1+---------------------------+| …

005:バリアを活かす指し方

3枚馬龍将棋 実戦 3枚馬龍将棋の実戦を解説します。 「攻め駒を玉に近づける」 「全ての駒を使う」 「玉を端へ追い詰める」 「龍でバリアを張る」 この4つの方針に沿って指し進めていきます。追加項目の「龍でバリアを張る」を意識しながら指しましょう。…

004:3枚馬龍将棋 利きのバリア

3枚馬龍将棋 4つの方針 「寄せる」という感覚をある程度理解したら、駒を1枚減らしてみましょう。3枚馬龍将棋です。馬が1枚減った分だけ玉を捕まえるのが難しくなり、より精度の高い攻めが求められます。そこで「方針」を1つ増やしてみましょう。 ・「…

003:利きで制圧する

本当にうまくいく? 前回の棋譜では「3つの方針」に従って指し手を決めていけば、上手玉を詰ますことができると説明しました。しかし、そう簡単に勝てるのかと、疑問に感じた人もいるでしょう。上手は下手の狙いを看破したうえで玉を逃がそうとします。下手…